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ししょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

四生

生物の生まれる4種の形式。

  1. 胎生(たいしょう) 母胎から生まれること、人類や獣類など
  2. 卵生(らんしょう) 卵殼から生まれること、鳥類など
  3. 湿生(しっしょう) 湿気から生まれること、虫類など
  4. 化生(けしょう)  他に託するものがあってそれから生じるのではなく、自らの業力(ごうりき)によって忽然として化成すること、諸天と地獄および中有(ちゅうう)の有情(うじょう)

四姓

古代インドにおける4種類の社会の階級。

  1. 婆羅門(ばらもん)  ブラ-フマナ(braahmaNa)の音写で、婆羅門教の僧侶(および学者)である司祭階級
  2. 刹帝利(せっていり) クシャトリャ(kSatriya)の音写で、王族および士族の階級。
  3. 毘舎(びしゃ)    ヴァイシュヤ(vaiSya)の音写で、吠舎(べいしゃ)、吠著とも書く。農工商などに携る平民階級。
  4. 首陀羅(しゅだら)  シュードラ(zuudra)の音写で、被征服者である奴隷の階級。

 釈尊はこの四姓の別を重んじなかった。

四姓の者も仏教に帰すればみな釈尊の弟子として釈種の子となることは、あたかも四大河の水がみな一つの海に注ぐようなものである。    〔増一阿含経巻21〕