しゅうは
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
宗派
宗教において教義などを等しくする1つの教団をいう。
宗はもともと教説の中心要素となる教義をさしたが、尊ぶ教義を同じくする一団の意味にも使用されるようになり、この一団を他の宗と区別するために宗派と呼ぶようになった。宗門ともいう。
キリスト教の宗派
キリスト教では、教派ともいい、denominationまたはsectの訳語。前者は、イギリスやヨーロッパ大陸など国教会的な教会があるところではほぼsectと同義で、アメリカでは教派的に区別された「教会」と同義、後者は、ラテン語のsequi(従う)に由来し、本来同一の思想を奉じる集団の意であったが、ローマ帝国公認のカトリック教会に対立するものとして、異端、離教の意を込めて軽侮的に用いられ、最近にいたった。
プロテスタント内部では、特定の基準を満たしていない集団がsectと呼ばれるが、実際上の判定は困難である。