しょうじょうぶっきょう

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小乗仏教

hīna-yāna हीनयान (skt)

 原語は「劣った乗物」の意。「下劣乗」と訳すこともある。
 自利よりも利他を標榜し強調する菩薩行の仏教徒が自分たちの教えを「大乗」(すぐれた乗物)と呼称し、声聞縁覚二乗に対して、自利を図ることしかしないとして名付けた貶称。
 このうち声聞乗は、大乗興起時代の守旧的で、煩瑣な教学に明け暮れた部派仏教を指していると考えられるが、彼等自身が自らを小乗と称したわけではない。
 また今日、南方仏教を時に小乗仏教と呼ぶことがあるが、上の由来を考えれば適切でない。

あるいは大乗をとき、小乗をとき、あるいは実教をひろめ、権教をひろむ。  〔黒谷上人語灯録(11)〕