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じゅうるい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

十類

華厳経』に十種類あることを言う。

 十種の華厳経とは、「恒本・大本・上本・中本・下本・略本・論釈・翻訳・支流・感応」あるいは「略本・下本・中本・上本・普眼経・同説経・異説経・主伴経・眷属経・円満経」などを言う。

 『華厳経』では、一切の法界がそのまま法門であると見るから、この世界の動きがそのまま華厳の教理を説法していると見る。自然の世界の活動が、そのまま華厳の教理を語っていると見る。恒本とはこれを指す。「普眼経・同説経」以下もその意味である。
 「大本・上本・中本・下本・略本」は、文字に書いた経典を指す。