じゅゆう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
受用
⑴ upayukta: pari-bhuj: paribhoga (S)
食事。食べること。
- 若し飲食を非時に過量に受用すれば、便ち能く苦を生ず
- 乞食事と受用事と盪鉢事
cf. 瑜伽師地論23、T30. 408a-b
⑵ upabhoga: pari-bhuj: paribhoga: pratiniṣevaṇa (S)
享受すること。使用すること。
- 一切の広大な資財を心好んで受用す
- 多くに物を取り巳って、執して己有と為し、情にまかせて受用す
- 種種の香鬘・高広床座を受用す
⑶ anuyukta: anuyoga: paribhoga: bhoga: sambhoga (S)
あじわうこと。享受すること。体験すること。
- 種種の苦を受用す
- 婬欲を受用す
- 欲塵を受用す
- 欲楽と自苦との二辺を受用する法を遠離す
- 法楽を受用す
- 正法を受用す
⑷ anubhava: upabhoga: pratyanu-bhū (S)
感覚すること。知覚すること。
- 苦楽を受用す
- 意は兼ねて五根の境界を受用す