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ぜんぎょうほうべん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

善巧方便

upāya-kauśalya (S)、「巧方便」とも言う。

 菩薩衆生教化のために設ける巧妙な手だて・手段のこと。upāyaは、近づくこと・到達すること、またそのための手段・方法を意味する。

釈迦弥陀は慈悲の父母、種々に善巧方便し、われらが無上の信心を、発起せしめたまひけり    〔高僧和讃
もろもろの群生を善巧方便して、安楽国に生ぜん意をなさしめたまふゆゑなり。    〔二門偈 p.546〕