他の縁に対して仮に説いたもの。たとえば、常住の偏見を対治するために無常を、無常の偏見を対治するために常住を説くのがそれである。三論宗でいう四仮の一つ。〔『三論玄義』T45, 13a、『大乗玄論』5、T45, 72a〕