万暦27-永暦9<1599-1655> 明代末期の僧。霊峰派の祖。姓は鍾氏。名は際月。字は振之。八不道人と号し、始日大師と諡する。呉県(江蘇省呉県)の人。 西湖(漸江省杭県西)の霊峰寺を中心に宣教し、諸宗一貫、儒仏一致を説いた。三蔵各部の註釈を始め、閲蔵知津48巻、浄土十要10巻、霊峰宗論10巻など編著が多く、天主教を批評したものに天学初徴と天学再徴がある。