ちこうみょうしょうごんきょう
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智光明荘厳経
Sarvabuddhaviṣayāvatāra-Jñānālokalaṃkārasūtra (すべての仏の領域にはいる知恵の光明の飾り)
4世紀はじめころの成立と考えられる経典である。「宝積部」所属の単行経であるが、内容上、『華厳経如来性起品』の影響をうけたと思われる。サンスクリット本は、『宝性論』その他における引用、および中央アジア出土の断片によって一部が知られる。
現在は漢訳3種
- 如来荘厳智慧光明入一切仏境界経 2巻 元魏の曇摩流支訳 501年 vol.12 No.357
- 度一切諸仏境界智厳経 1巻 梁の僧伽婆羅訳 506-510年 vol.12 No.358
- 仏説大乗入諸仏境界智光明荘厳経 5巻 宋の法護等訳 1064年 vol.12 No.359
- チベット版 北京版 No.768
が残っており、チベット訳は第3訳に対応する。
漢訳の第2訳が最も短く、古型を持っている。