調伏
ni-grah: nigraha: nigraha-kriyā: vinaya: vinayana: vi-nī: vinetṛ (S)
教化・教授すること。対立者を説き伏せて正しい教えに導き入れること。
- 諸の菩薩は性として悲愍を好み、調伏法を以って有情を調伏す。
- 利行を行じて彼の有情を抜きて不善の処を出でしめ、其の善処に於て勧導し調伏し安処す。
dam: dama (S)
心を制伏して心を煩悩の汚れから浄めること。
- 貪を調伏して修行する者。
- 慳悋の垢を調伏して恵施を行ず。
dama (S)
「律儀」の同義語。
- 言調伏者、意顕律儀。由此能令根調伏故。〔『倶舎』15、T29-79a〕