ちょうもんしょうぼう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
聴聞正法
dharmaṃ śṛṇoti: sat-dharma-śravaṇa (S)
正しい教えをきくこと。修行してさとりに至る過程を構成する
- 親近善士 善き師に仕えること
- 聴聞正法 正しい教えをきくこと
- 如理作意 理の如くに思考すること
- 法随法行 法に随って修行すること
の4つのうちの一つ。聴受正法ともいう。
仏の出世に値い、善士に親近し、正法を聴聞し、如理に作意して、法現観を証して沙門果を得る。
諸の菩薩は現法の中に於て、善士に親近し、正法を聴聞し、諦思惟し、長時に種種の善法を修習するに由って菩提心を発す。
当に知るべし、帰依に四の正行あり。一に親近善士、二に聴聞正法、三に如理作意、四に法随法行なり。
cf. 『瑜伽』38、T30-502c