ぶんしゃく
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
分析
apa-ci: pariccheda: vibhāga (S)
物質(色)を、それを構成する要素に細かく分けること。分析して最後に至り得たものを極微という。
- 分別の覚慧に由って諸色を分析して極辺際に至りて極微を建立す。
- 諸色を分析して最細の位に至るを名づけて極微と曰う。
- 諸の極微の体は細分なきが故に分析すべからず。
bhid (S)
分ける、区分すること。
- 中に於て位の別を分析して中有と生有と本有と死有との四と為す。
〇 分けて考察すること。
- 能く諸処の差別を分析して諸行の中に於て無我智見を得る。
〇 身体などを切り裂くこと。分解・分砕とおなじ。
- あらゆる支節を分析するを楽って以って自ら活命するを非狂如狂の所作と名づく。