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ぶんみょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

分明

abhivyakti: jāgrataH: vispaṣṭa: vyakta-darśana: suvyakta: sphuṭatara (S)
認識の対象がはっきりとしていること。はっきりと見ること。

正念に由るが故に睡夢の中に於ても亦た常に記憶して彼の法の相を分明に現前せしむ。
世間の虚空の所作の業用は分明に得べし。
諸の義が現前に分明に顕現すれども、是れ有るに非ずと云何に知るべきや。
二眼を開けば色を見ること分明なり。

vispaṣṭa:spaṣṭa (S)
文や語りが分かりやすく明瞭であること。

文句、味わうべきが故に美妙と名づけ、善く文句を釈するが故に分明と名づく
凡そ宣吐するところは分明にして了し易し
此の比量に由って語義は分明なれば、重ねて釈すべからず」

paṭu (S)
聡明であること。

覚が分明なる鬼、及び傍生が、母などを害すれば亦た無間業を成ず。