漢文の一つの形体であり、古文と相対するもの。漢・魏の時代に源を発し、六朝(りくちょう)時代から唐で流行した。
4字および6字の句を基本とし、対句(ついく)を用いて口調を整え、文辞は華美で典故を繁用するのが特徴。
奈良・平安時代の漢文は多くこの風によった。四六駢儷(べんれい)体。駢儷体。駢体文。などともいう。