ぼうず
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
坊主
「房主」と書くのが本来である。僧房のあるじを指したが、しだいに僧の総称となった。したがって、本来は尊称であった。
時代がたつと、僧形の者、髪を剃ったり短く刈ったりした者、また毛のない頭やそれに見立てられるものをも広くさすようになり、蔑称の場合が多くある。
武家時代に、大名などに仕えて、僧形で茶の湯など雑役をつとめた者も坊主と呼ばれた。また、男の子の愛称となったのは、昔、幼時に髪を剃っていたことからであろう。
- なお、キリスト教伝来の当初には、宣教師を坊主と呼んだこともあったという。