parivāra (skt.)
「眷」とは親愛、「属」とは隷属の意味で、親しみ従うもののことをいう。
『大智度論』巻32には、仏に大眷属と内眷属がとがあり、釈尊の内眷属とは出家以前の車匿や、苦行の時の5人の比丘、得道の時の阿難などをいう。大眷属とは舎利弗などの阿羅漢および弥勒などの菩薩を指す。
善導は、眷属に在家・出家を分けて、在家の眷属を外眷属、出家の眷属を内眷属と名付けている。