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けんぞく

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

眷属

parivāra (skt.)

 「眷」とは親愛、「属」とは隷属の意味で、親しみ従うもののことをいう。

 『大智度論』巻32には、仏に大眷属と内眷属がとがあり、釈尊の内眷属とは出家以前の車匿や、苦行の時の5人の比丘、得道の時の阿難などをいう。大眷属とは舎利弗などの阿羅漢および弥勒などの菩薩を指す。

 善導は、眷属に在家・出家を分けて、在家の眷属を外眷属、出家の眷属を内眷属と名付けている。