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だいはつねはん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

大般涅槃

mahā-parinirvāṇa (S) 般涅槃は、parinirvāṇa (S)の音写である。大滅度・大入滅息・大円寂入などと漢訳される。

 すぐれて完全なさとりの境地。もしくは、釈尊の偉大なる死をいう。ニルバーナ涅槃のことを言う。

 佛、復た迦葉に告ぐ。善男子よ。菩薩・摩訶薩は分別して大般涅槃に四相義有るを開示す。何等を四と爲すや。一には自正、二には正他、三には能く問答に隨ふ、四には善く因縁義を解す。〔大般涅槃経4、T.12.0385b〕
 しかれば大悲の願船に乗じて光明の広海に浮びぬれば、至徳の風静かに、衆禍の波転ず。すなはち無明の闇を破し、すみやかに無量光明土に到りて大般涅槃を証す、普賢の徳に遵ふなり、知るべしと。〔行巻 p.189〕