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+ | 生きものに対する慈しみの心。〔『般涅槃経』T1-177a〕 | ||
+ | :慈心はつねに利事を求めて衆生を安穏す。 〔『教行信証』行巻〕 | ||
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+ | 柔和なこと。saumya (S) | ||
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+ | 耐え忍ぶ心。ゆるす心。 | ||
+ | :起慈心 kṣamitva (S) 〔[[ぎじょう|義浄]]訳『一百五十讃佛頌』125頌〕 | ||
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+ | [[よらく|与楽]]の心をさす。 | ||
+ | :慈心与楽 〔『上宮法華疏』4、T56-126a〕 | ||
+ | :一念喜愛の心、信ずると同時におこる喜愛の心。 〔香月院深励述『教行信證講義』544〕 |
2020年10月29日 (木) 14:57時点における最新版
侍真
祖塔の真影に給仕する僧。真は祖師の影像(真影)の意。
慈心
mettā, mahā-maitrī, mahā-maitrī-vihārin, maitra-citta (S)
生きものに対する慈しみの心。〔『般涅槃経』T1-177a〕
- 慈心はつねに利事を求めて衆生を安穏す。 〔『教行信証』行巻〕
柔和なこと。saumya (S)
耐え忍ぶ心。ゆるす心。
- 起慈心 kṣamitva (S) 〔義浄訳『一百五十讃佛頌』125頌〕
与楽の心をさす。
- 慈心与楽 〔『上宮法華疏』4、T56-126a〕
- 一念喜愛の心、信ずると同時におこる喜愛の心。 〔香月院深励述『教行信證講義』544〕