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: 威儀工巧処者、有三解。一云、威儀、謂、表色。路体則四塵。四塵是彼所依故、説威儀路。但言威儀、不言路者、非四塵故。二云、威儀四塵為性。路即発彼心、与彼為依、説心為路。三云、威儀多於道路施設。〔『略纂』1、T43-8a〕 | : 威儀工巧処者、有三解。一云、威儀、謂、表色。路体則四塵。四塵是彼所依故、説威儀路。但言威儀、不言路者、非四塵故。二云、威儀四塵為性。路即発彼心、与彼為依、説心為路。三云、威儀多於道路施設。〔『略纂』1、T43-8a〕 | ||
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+ | 禅宗では「いいぎ」と読む。規律にかなった動作。行住坐臥において心を正しくふるまうこと。 |
2021年8月1日 (日) 15:06時点における最新版
威儀
iryā-patha: airyā-pathika (S)
行(歩く)・住(立つ)・坐(すわる)・臥(横になる)の4種の身体の動作。原語は「īryā-patha」で、このうち、īryā は動作・行為、patha は道・路の意味であるから、詳しくは威儀路と訳す。威儀と路との関係については『略纂』に三説ある。
- 威儀即身転変差別。〔『婆沙』200、T27-1003a〕
- 威儀工巧処者、有三解。一云、威儀、謂、表色。路体則四塵。四塵是彼所依故、説威儀路。但言威儀、不言路者、非四塵故。二云、威儀四塵為性。路即発彼心、与彼為依、説心為路。三云、威儀多於道路施設。〔『略纂』1、T43-8a〕
禅宗では「いいぎ」と読む。規律にかなった動作。行住坐臥において心を正しくふるまうこと。