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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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 細かい心作用([[しんじょ|心所]])である追求する心('''尋'''と[[し|伺]])のなかの尋。<br>
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 「詳細にわたって」(ヴィ)「仮言命題(〜ならば)を用いて検証すること」(タルカ)であり、まさにブッダが開発した[[しえんしょう|此縁性]]という因果関係検証法にほかならない。
  
 
===anveṣaṇa: vi-bhū: saṃkalpa===
 
===anveṣaṇa: vi-bhū: saṃkalpa===

2023年12月28日 (木) 16:21時点における最新版

vyāma

 長さの単位の一つ。一尋(ひろ)。弓とおなじ。〔『倶舎』12、T29-62b〕

vitarka、尋伺

 細かい心作用(心所)である追求する心()のなかの尋。
 「詳細にわたって」(ヴィ)「仮言命題(〜ならば)を用いて検証すること」(タルカ)であり、まさにブッダが開発した此縁性という因果関係検証法にほかならない。

anveṣaṇa: vi-bhū: saṃkalpa

 追求すること。たずねること。調べること。

 病を見おわって次に病の因を尋ねる。
 正思惟は尋を以って体と為す。

uttara

 「ひきつづいて」「ついで」という意味の副詞。

 諸行無常とは彼の諸行は本無にして生じ、生じ已って尋いで減するを謂う。
 心、暫爾、欲貪の纒を起こすといえども、尋いで如実に出離の方便を知る。