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− | + | 世間一般の承認している真実。世俗の立場での真理。世間にしたがって仮説した種々の教え。低い真理。「[[せたい|世諦]]」・「[[せぞくたい|世俗諦]]」ともいう。cf. [[しんぞくにたい|真俗二諦]]<br> | |
インド仏教の中では、さとりは言語を超えたものであるから、言語活動や思考は'''俗諦'''とみなされる。 | インド仏教の中では、さとりは言語を超えたものであるから、言語活動や思考は'''俗諦'''とみなされる。 | ||
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2024年3月22日 (金) 15:21時点における最新版
俗諦
vyavahāra व्यवहार, saṃvṛti संवृति, saṃvṛti-satya संवृतिसत्य (S)
世間一般の承認している真実。世俗の立場での真理。世間にしたがって仮説した種々の教え。低い真理。「世諦」・「世俗諦」ともいう。cf. 真俗二諦
インド仏教の中では、さとりは言語を超えたものであるから、言語活動や思考は俗諦とみなされる。
- 浄土真宗では王法…世間・社会の規律…のことを指す。