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北涼[[どんむせん|曇無讖]](385-433)訳。漢訳とチベット語訳は28章になっているが、原典は第14章の途中までしか現存してない。本来28章でできあがっており、[[しゃくそん|釈尊]]の誕生から死に至るまでの生涯を描いた叙事詩であり、仏伝文学の中でも白眉である。 | 北涼[[どんむせん|曇無讖]](385-433)訳。漢訳とチベット語訳は28章になっているが、原典は第14章の途中までしか現存してない。本来28章でできあがっており、[[しゃくそん|釈尊]]の誕生から死に至るまでの生涯を描いた叙事詩であり、仏伝文学の中でも白眉である。 | ||
カーリダーサ(kaalidaasa,4-5世紀頃)の作品に先行するカーヴィヤ(詩的技巧を伴う文学作品)として、文学史においても重要である。 | カーリダーサ(kaalidaasa,4-5世紀頃)の作品に先行するカーヴィヤ(詩的技巧を伴う文学作品)として、文学史においても重要である。 |
2006年6月11日 (日) 17:13時点における版
仏所行讃
ブッダチャリタ buddhacarita, बुद्धचरित (skt.)
仏教詩人アシヴァゴーシャ(馬鳴)の作である『ブッダチャリタ』のこと。
北涼曇無讖(385-433)訳。漢訳とチベット語訳は28章になっているが、原典は第14章の途中までしか現存してない。本来28章でできあがっており、釈尊の誕生から死に至るまでの生涯を描いた叙事詩であり、仏伝文学の中でも白眉である。
カーリダーサ(kaalidaasa,4-5世紀頃)の作品に先行するカーヴィヤ(詩的技巧を伴う文学作品)として、文学史においても重要である。