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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
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[[サンスクリット]]の zaakyamuni शाक्यमुनि を、漢訳したもの。
 
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:釈迦牟尼。大唐では翻訳して、能寂という。旧の訳にまた、能満といい、また、能仁と言う。  ''梵網経述記'' 上
 
:釈迦牟尼。大唐では翻訳して、能寂という。旧の訳にまた、能満といい、また、能仁と言う。  ''梵網経述記'' 上
 
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「能化の人」という意味で、仏を指す。
 
「能化の人」という意味で、仏を指す。
  
 
:安楽の能人、別意の弘願を顕彰す。  [[かんぎょうしょ|観経疏]]玄義分
 
:安楽の能人、別意の弘願を顕彰す。  [[かんぎょうしょ|観経疏]]玄義分
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[[しゃか|釈迦]]一人を「能忍」と訳すことがある。よく忍んで[[ごじょく|五濁]]悪世に出現するという意味である。
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:釈迦牟尼とは、瑞応経では訳して能儒としている。また、能仁または能忍という。また、直林という。牟尼とは、身口意が満足する、あるいは土沃焦という。これは異説である。  ''梵網経義疏'' 上

2007年11月1日 (木) 08:24時点における最新版

能仁

サンスクリットの zaakyamuni शाक्यमुनि を、漢訳したもの。

釈迦の文字、漢では能仁と言う。  修行本起経
釈迦牟尼。大唐では翻訳して、能寂という。旧の訳にまた、能満といい、また、能仁と言う。  梵網経述記

能人

「能化の人」という意味で、仏を指す。

安楽の能人、別意の弘願を顕彰す。  観経疏玄義分

能忍

釈迦一人を「能忍」と訳すことがある。よく忍んで五濁悪世に出現するという意味である。

釈迦牟尼とは、瑞応経では訳して能儒としている。また、能仁または能忍という。また、直林という。牟尼とは、身口意が満足する、あるいは土沃焦という。これは異説である。  梵網経義疏