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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(応身)
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(おうじん、nirmaaNa-kaaya、निमाण काय (sanskrit))は仏教用語であり、法・報・応の三身の一つ。
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(おうじん、nirmaaNa-kaaya、निमाण काय (sanskrit))は仏教用語であり、法・報・応の[[さんじん|三身]]の一つ。
  
 
応現した身体という意味であるから応身といい、[[サンスクリット]]語の「ニルマーナ」の「化成」という意味から、「化身」と同じ意味であり、これから「[[おうけしん|応化身]]」と呼ばれた。後世、応身と化身が区別され、'''応身'''は衆生教化の対象に応じて現れた仏であり、'''化身'''は人間以外のほかの衆生への応現化成と考える。
 
応現した身体という意味であるから応身といい、[[サンスクリット]]語の「ニルマーナ」の「化成」という意味から、「化身」と同じ意味であり、これから「[[おうけしん|応化身]]」と呼ばれた。後世、応身と化身が区別され、'''応身'''は衆生教化の対象に応じて現れた仏であり、'''化身'''は人間以外のほかの衆生への応現化成と考える。
  
 
このような仏身についての考え方は、仏が単なる「法」や「理」ではなく、人間という一定の形をとるのでもなく、恒に衆生に向かって働きかけているものと考えられていることを示している。
 
このような仏身についての考え方は、仏が単なる「法」や「理」ではなく、人間という一定の形をとるのでもなく、恒に衆生に向かって働きかけているものと考えられていることを示している。

2011年6月22日 (水) 11:31時点における版

応身

(おうじん、nirmaaNa-kaaya、निमाण काय (sanskrit))は仏教用語であり、法・報・応の三身の一つ。

応現した身体という意味であるから応身といい、サンスクリット語の「ニルマーナ」の「化成」という意味から、「化身」と同じ意味であり、これから「応化身」と呼ばれた。後世、応身と化身が区別され、応身は衆生教化の対象に応じて現れた仏であり、化身は人間以外のほかの衆生への応現化成と考える。

このような仏身についての考え方は、仏が単なる「法」や「理」ではなく、人間という一定の形をとるのでもなく、恒に衆生に向かって働きかけているものと考えられていることを示している。