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「スッタニパータ」の版間の差分

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
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suttanipaata (pali)
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suttanipāta (P)
  
南方仏教の経蔵の[[しょうぶ|小部]]に収められている[[パーリ]]語の詩集。suttaは経、nipaataは集成の意で、「経の集成」を意味している。<br>
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 南方仏教の経蔵の[[しょうぶ|小部]]に収められている[[パーリ]]語の詩集。suttaは経、nipātaは集成の意で、「経の集成」を意味している。<br>
5章に分かれ,72経1149詩よりできており、部分的に散文の説明文を含んでいる。全体としては、パーリ経蔵のみに伝えられるが、第4章は、漢訳の義足経に相当する。最古の仏教思想や、最も初期の仏教教団の状況などを伝える貴重な経典である。
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 5章に分かれ,72経1149詩よりできており、部分的に散文の説明文を含んでいる。全体としては、パーリ経蔵のみに伝えられるが、第4章は、漢訳の『義足経』に相当する。最古の仏教思想や、最も初期の仏教教団の状況などを伝える貴重な経典である。

2017年4月14日 (金) 20:48時点における版

suttanipāta (P)

 南方仏教の経蔵の小部に収められているパーリ語の詩集。suttaは経、nipātaは集成の意で、「経の集成」を意味している。
 5章に分かれ,72経1149詩よりできており、部分的に散文の説明文を含んでいる。全体としては、パーリ経蔵のみに伝えられるが、第4章は、漢訳の『義足経』に相当する。最古の仏教思想や、最も初期の仏教教団の状況などを伝える貴重な経典である。