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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(無相)
 
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=無相=
 
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animitta (skt)
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<big>animitta</big> (S)
  
 
 「根拠とすべき特質のないこと」。
 
 「根拠とすべき特質のないこと」。
  
 
 楞伽経梵本によれば、「無相によって」とあり、煩悩等が清浄であることの理由を示したものである。<br>
 
 楞伽経梵本によれば、「無相によって」とあり、煩悩等が清浄であることの理由を示したものである。<br>
 チベット訳は「(煩悩等が)あなたの智と悲と無相によって、常に清浄である」と訳す。しかし、宋訳の読みを尊重すれば「vizuddham animittaM ca」という形も推定できる。
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 チベット訳は「(煩悩等が)あなたの智と悲と無相によって、常に清浄である」と訳す。しかし、宋訳の読みを尊重すれば「viśuddham animittaṃ ca」という形も推定できる。

2017年7月18日 (火) 13:49時点における最新版

無相

animitta (S)

 「根拠とすべき特質のないこと」。

 楞伽経梵本によれば、「無相によって」とあり、煩悩等が清浄であることの理由を示したものである。
 チベット訳は「(煩悩等が)あなたの智と悲と無相によって、常に清浄である」と訳す。しかし、宋訳の読みを尊重すれば「viśuddham animittaṃ ca」という形も推定できる。