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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(印可)
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 認可・認定・印象すること。決定的に認めること。まちがいないというあかし。承認。認証。よろしいと許すこと。対象をつまびらかに思い定めること。<br>
 
 認可・認定・印象すること。決定的に認めること。まちがいないというあかし。承認。認証。よろしいと許すこと。対象をつまびらかに思い定めること。<br>
  [[しょうげ|勝解]]とは、よく[[きょう|境]]を'''印可'''するを謂う。〔倶舎論 T29-19a〕
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  [[しょうげ|勝解]]とは、よく[[きょう|境]]を'''印可'''するを謂う。    〔『倶舎論』 T29-19a〕
  
〔『維摩経』T14-539c〕〔『瑜伽論』T30-291c〕〔『四教儀註』〕〔『選択集』T83-10a〕
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佛の印可とは、即ち佛の正教に隨順するなり。    〔『選択集』T83-10a〕
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〔『維摩経』T14-539c〕〔『瑜伽論』T30-291c〕〔『四教儀註』〕
  
  
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 印信許可。印定許可のこと。<br>
 
 印信許可。印定許可のこと。<br>
 
 師が弟子に許可を与えること。師が弟子に法を授けて、弟子が法を得、さとりを得たことを証明認可すること。おもに禅宗や密教での用語。<br>
 
 師が弟子に許可を与えること。師が弟子に法を授けて、弟子が法を得、さとりを得たことを証明認可すること。おもに禅宗や密教での用語。<br>
 
〔『八仏名号経』T14-76a〕
 
〔『八仏名号経』T14-76a〕

2017年7月20日 (木) 05:55時点における最新版

印可

 認可・認定・印象すること。決定的に認めること。まちがいないというあかし。承認。認証。よろしいと許すこと。対象をつまびらかに思い定めること。

勝解とは、よく印可するを謂う。    〔『倶舎論』 T29-19a〕
佛の印可とは、即ち佛の正教に隨順するなり。    〔『選択集』T83-10a〕

〔『維摩経』T14-539c〕〔『瑜伽論』T30-291c〕〔『四教儀註』〕



 印信許可。印定許可のこと。
 師が弟子に許可を与えること。師が弟子に法を授けて、弟子が法を得、さとりを得たことを証明認可すること。おもに禅宗や密教での用語。
〔『八仏名号経』T14-76a〕