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:瓶が破すれば瓶に非ざるが如く。是の如く蘊の息すめば應に蘊に非ざるごとし。彼、處界に於いて例えば應に成失なるべし。是の如く已に説く。諸の蘊を廢立すべし。 〔倶舎論 T29-5b〕 | :瓶が破すれば瓶に非ざるが如く。是の如く蘊の息すめば應に蘊に非ざるごとし。彼、處界に於いて例えば應に成失なるべし。是の如く已に説く。諸の蘊を廢立すべし。 〔倶舎論 T29-5b〕 | ||
:是諸相好行相利益廢立等事。諸文不<sub>レ</sub>同。然今三十二略相多依<sub>2</sub>大般若<sub>1</sub>。 〔往生要集 T84-55b〕 | :是諸相好行相利益廢立等事。諸文不<sub>レ</sub>同。然今三十二略相多依<sub>2</sub>大般若<sub>1</sub>。 〔往生要集 T84-55b〕 |
2017年8月18日 (金) 20:27時点における版
廃立
anyaḥ prakāraḥ (S)
二つのものをくらべて、一つをやめて他を存立すること。別のものと認めること。
真宗では教化方法の一つとしてみている。[1]
- 瓶が破すれば瓶に非ざるが如く。是の如く蘊の息すめば應に蘊に非ざるごとし。彼、處界に於いて例えば應に成失なるべし。是の如く已に説く。諸の蘊を廢立すべし。 〔倶舎論 T29-5b〕
- 是諸相好行相利益廢立等事。諸文不レ同。然今三十二略相多依2大般若1。 〔往生要集 T84-55b〕