「じんし」の版間の差分
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
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「[[じん|尋]]」と「[[し|伺]]」のこと。小乗のアビダルマに於いて、[[ふじょうほう|不定法]]のうちの2つの心所。<br> | 「[[じん|尋]]」と「[[し|伺]]」のこと。小乗のアビダルマに於いて、[[ふじょうほう|不定法]]のうちの2つの心所。<br> | ||
「尋」は対象を粗く考えることで、「伺」は対象を微細に考察することである。[[くやく|旧訳]]では「覚観」としている。〔倶舎論4〕 | 「尋」は対象を粗く考えることで、「伺」は対象を微細に考察することである。[[くやく|旧訳]]では「覚観」としている。〔倶舎論4〕 | ||
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推求すること。〔有部律破僧儀 T24-134b〕 | 推求すること。〔有部律破僧儀 T24-134b〕 |
2018年8月9日 (木) 11:38時点における版
尋伺
vitarka-vicāra (S)
「尋」と「伺」のこと。小乗のアビダルマに於いて、不定法のうちの2つの心所。
「尋」は対象を粗く考えることで、「伺」は対象を微細に考察することである。旧訳では「覚観」としている。〔倶舎論4〕
vitarkayati (S)
推求すること。〔有部律破僧儀 T24-134b〕