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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(他利)
 
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:しかるに覈に其の本を求むれば、阿弥陀如来を増上縁とするなり。他利と利他と、談ずるに左右あり。もし仏よりしていはば、よろしく利他といふべし。衆生よりしていはば、よろしく他利といふべし。〔教行信証行巻、p.192〕
 
:しかるに覈に其の本を求むれば、阿弥陀如来を増上縁とするなり。他利と利他と、談ずるに左右あり。もし仏よりしていはば、よろしく利他といふべし。衆生よりしていはば、よろしく他利といふべし。〔教行信証行巻、p.192〕
  
   利は利益ではない。利行満足の利なり。自利利他のことを利と云ふ。五念門を自利利他と云ふなり。仏力にてうる五念門なる故に他と云ふなり。〔皆往〕
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   利は利益ではない。'''利行満足の利'''なり。自利利他のことを利と云ふ。五念門を自利利他と云ふなり。仏力にてうる五念門なる故に他と云ふなり。〔皆往〕
  
   他とは衆生をさす。往生して其の志す処の衆生を済度利益すること。夫を衆生よりして云へぱ他利と云ふ。如来より云へぱ利他と云ふ。〔円乗〕
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   他とは衆生をさす。往生して其の志す処の衆生を済度利益すること。夫を'''衆生よりして云へぱ他利'''と云ふ。'''如来より云へぱ利他'''と云ふ。〔円乗〕
  
   今日の我等往生浄土して速に大悲心をこして種を身を現じ説法度生するを他利と云ふ。〔〃〕
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   今日の我等往生浄土して速に大悲心をこして種々身を現じ説法度生するを他利と云ふ。〔〃〕

2023年1月25日 (水) 15:11時点における最新版

他利

para-artha (S)

 他人のため・他人の利益。

しかるに覈に其の本を求むれば、阿弥陀如来を増上縁とするなり。他利と利他と、談ずるに左右あり。もし仏よりしていはば、よろしく利他といふべし。衆生よりしていはば、よろしく他利といふべし。〔教行信証行巻、p.192〕
 利は利益ではない。利行満足の利なり。自利利他のことを利と云ふ。五念門を自利利他と云ふなり。仏力にてうる五念門なる故に他と云ふなり。〔皆往〕
 他とは衆生をさす。往生して其の志す処の衆生を済度利益すること。夫を衆生よりして云へぱ他利と云ふ。如来より云へぱ利他と云ふ。〔円乗〕
 今日の我等往生浄土して速に大悲心をこして種々身を現じ説法度生するを他利と云ふ。〔〃〕