「りやくあんらく」の版間の差分
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言利益者、名為善行。楽為此故、名楽利益。言安楽者、名安隠住、益身心義。楽為此故、名楽安楽。〔瑜伽師地論83、T30. 760b〕 | 言利益者、名為善行。楽為此故、名楽利益。言安楽者、名安隠住、益身心義。楽為此故、名楽安楽。〔瑜伽師地論83、T30. 760b〕 | ||
言利益者、謂、諸善行。言安楽者、無損悩行。〔〃83、T30. 764c〕 | 言利益者、謂、諸善行。言安楽者、無損悩行。〔〃83、T30. 764c〕 | ||
− | <font color= | + | <font color=midnightblue>cf.〔成唯識論述記1本、T43. 234a-b〕には利益と安楽との相違について詳説されている。</font> |
<big>artha-kriyā</big> (S)<br> | <big>artha-kriyā</big> (S)<br> | ||
利益し安楽せしめること。他人をしあわせにすること。他者のために尽力すること。 | 利益し安楽せしめること。他人をしあわせにすること。他者のために尽力すること。 | ||
: 一切の有情を利益安楽す。 | : 一切の有情を利益安楽す。 |
2023年9月6日 (水) 15:40時点における最新版
利益安楽
hita-sukha (S)
利益(hita)と安楽(sukha)。しあわせであることの2つの要因。あるいは他者を救済する目的の2つの要因(利益せしめることと安楽せしめること)。利楽と略称する。
言利益者、名為善行。楽為此故、名楽利益。言安楽者、名安隠住、益身心義。楽為此故、名楽安楽。〔瑜伽師地論83、T30. 760b〕 言利益者、謂、諸善行。言安楽者、無損悩行。〔〃83、T30. 764c〕
cf.〔成唯識論述記1本、T43. 234a-b〕には利益と安楽との相違について詳説されている。
artha-kriyā (S)
利益し安楽せしめること。他人をしあわせにすること。他者のために尽力すること。
- 一切の有情を利益安楽す。