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:釈迦牟尼とは、瑞応経では訳して能儒としている。また、能仁または能忍という。また、直林という。牟尼とは、身口意が満足する、あるいは土沃焦という。これは異説である。 ''梵網経義疏'' 上 | :釈迦牟尼とは、瑞応経では訳して能儒としている。また、能仁または能忍という。また、直林という。牟尼とは、身口意が満足する、あるいは土沃焦という。これは異説である。 ''梵網経義疏'' 上 |
2007年11月1日 (木) 08:24時点における最新版
能仁
サンスクリットの zaakyamuni शाक्यमुनि を、漢訳したもの。
- 釈迦の文字、漢では能仁と言う。 修行本起経 上
- 釈迦牟尼。大唐では翻訳して、能寂という。旧の訳にまた、能満といい、また、能仁と言う。 梵網経述記 上
能人
「能化の人」という意味で、仏を指す。
- 安楽の能人、別意の弘願を顕彰す。 観経疏玄義分
能忍
釈迦一人を「能忍」と訳すことがある。よく忍んで五濁悪世に出現するという意味である。
- 釈迦牟尼とは、瑞応経では訳して能儒としている。また、能仁または能忍という。また、直林という。牟尼とは、身口意が満足する、あるいは土沃焦という。これは異説である。 梵網経義疏 上