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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(娑多婆訶王)
 
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[[りゅうじゅ|龍樹]](ナーガールジュナ naagaarjuna)に帰依したと『[[さいいきき|西域記]]』などで伝えられる王。娑多婆訶は「サータヴァーハナ(saatavaahana)」の音写であるが、これは紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけてインド南部のデカン地方を統治したアーンドラ族の王朝の名で、王の個人名ではない。王の個人名は市演得迦あるいは禅陀迦という漢訳名で伝えられているが、原名は明らかでない。
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 [[りゅうじゅ|龍樹]](ナーガールジュナ Nāgārjuna)に帰依したと『[[さいいきき|西域記]]』などで伝えられる王。娑多婆訶は「サータヴァーハナ(Sātavāhana)」の音写であるが、これは紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけてインド南部のデカン地方を統治したアーンドラ族の王朝の名で、王の個人名ではない。王の個人名は市演得迦あるいは禅陀迦という漢訳名で伝えられているが、原名は明らかでない。
  
 
 龍樹がこの王に宛てた書簡が『竜樹菩薩勧誡王頌』として漢訳されている。
 
 龍樹がこの王に宛てた書簡が『竜樹菩薩勧誡王頌』として漢訳されている。

2020年11月29日 (日) 16:13時点における最新版

娑多婆訶王

 龍樹(ナーガールジュナ Nāgārjuna)に帰依したと『西域記』などで伝えられる王。娑多婆訶は「サータヴァーハナ(Sātavāhana)」の音写であるが、これは紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけてインド南部のデカン地方を統治したアーンドラ族の王朝の名で、王の個人名ではない。王の個人名は市演得迦あるいは禅陀迦という漢訳名で伝えられているが、原名は明らかでない。

 龍樹がこの王に宛てた書簡が『竜樹菩薩勧誡王頌』として漢訳されている。