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古代インドで災厄をはらい病を癒すことを神に祈祷したが、仏教では本来因果の道理を説いて祈祷を行わなかった。しかし調経などの功徳をすすめて、後にはこれによって災害などを除くことができると説かれるようになったので、密教の発達と共に千差万別の祈祷が行われるようになった。密教の祈祷法は大別すると、①息災法(そくさいほう)②増益法(ぞうやくほう)③敬愛法(けいあいほう)④調伏法(じょうぶくほう)の4種となる〈←修法能〉 | 古代インドで災厄をはらい病を癒すことを神に祈祷したが、仏教では本来因果の道理を説いて祈祷を行わなかった。しかし調経などの功徳をすすめて、後にはこれによって災害などを除くことができると説かれるようになったので、密教の発達と共に千差万別の祈祷が行われるようになった。密教の祈祷法は大別すると、①息災法(そくさいほう)②増益法(ぞうやくほう)③敬愛法(けいあいほう)④調伏法(じょうぶくほう)の4種となる〈←修法能〉 | ||
:日本の各宗派のうち、真宗のみは祈禱をしない。 | :日本の各宗派のうち、真宗のみは祈禱をしない。 |
2014年3月1日 (土) 15:53時点における最新版
祈禱
祈願、祈念、祈請、心願ともいい、仏・菩薩の冥助を仰ぎ、禍を除き福を増すように祈ること。安全無事を祈ることを祈保(きほ)という。
古代インドで災厄をはらい病を癒すことを神に祈祷したが、仏教では本来因果の道理を説いて祈祷を行わなかった。しかし調経などの功徳をすすめて、後にはこれによって災害などを除くことができると説かれるようになったので、密教の発達と共に千差万別の祈祷が行われるようになった。密教の祈祷法は大別すると、①息災法(そくさいほう)②増益法(ぞうやくほう)③敬愛法(けいあいほう)④調伏法(じょうぶくほう)の4種となる〈←修法能〉
- 日本の各宗派のうち、真宗のみは祈禱をしない。