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「Tathaagata」の版間の差分

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
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  तथागत。「多陀阿伽陀」「怛薩阿竭」と音写。「[[にょらい|如来]]」「如去」と漢訳。
 
  तथागत。「多陀阿伽陀」「怛薩阿竭」と音写。「[[にょらい|如来]]」「如去」と漢訳。
  
 
如来と如去が同時に訳されるのは、
 
如来と如去が同時に訳されるのは、
# tathaa-gata [[にょじつ|如実]]に達せし人
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# tathā-gata [[にょじつ|如実]]に達せし人
# tathaa-aagata 如実に来格せし人
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# tathā-āgata 如実に来格せし人
 
との二種類の読み方のためである。
 
との二種類の読み方のためである。
  

2017年8月4日 (金) 17:08時点における版

tathāgata

तथागत。「多陀阿伽陀」「怛薩阿竭」と音写。「如来」「如去」と漢訳。

如来と如去が同時に訳されるのは、

  1. tathā-gata 如実に達せし人
  2. tathā-āgata 如実に来格せし人

との二種類の読み方のためである。

「如来」の語で、三世諸仏の道を成じた仏をいう。一切衆生を救済するのために娑婆世界に出世した仏であるから。

多陀阿伽陀とは、の如く解して、法の相の如く説く。諸仏の如きは、安穏の道より来る。仏はまたかくの如くに来る。さらに去りて後のの中に至らず。この故に多陀阿伽陀と名づく。  (智度論 2)