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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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<big>anveṣaṇa</big> (S)
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 たずね求めること 〔『百五十讃』94頌〕
 
 たずね求めること 〔『百五十讃』94頌〕
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<big>paryeṣaṇa</big> (S)<br>
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 [[じんし|尋伺]]の尋を言い換えた語。浅くおおまかに追求する心。<br>
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: 尋伺行相者、謂、即於此所縁、尋求行相、是尋。即於此所縁、伺察行相是伺。〔『瑜伽師地論』5,T30-302b〕
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: 尋、謂、尋求。令心総遼、於意言境、鹿転為性。 〔『成唯識論』7、T31-35c〕
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<big>parimārgaṇa: paryā-iṣ: paryeṣaka: paryeṣika: mṛgaya: mṛgayate: samanuveṣamāṇa</big> (S)<br>
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 追求すること。たずねること。調べること。言葉でなにかと考えること。追訪とおなじ。
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: 所知の境に於て義を尋求す。
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: 能く善果に於て大勝利を見て善因を尋求す。
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: 涅槃の果を尋求す。
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: 尋求建立者、謂、追訪等義。〔『瑜伽師地論』15、T30-361a〕
  
 
===尋求心===
 
===尋求心===
 
 客観の対象がなにものであるかを探求しようとする心。五心の第2。 〔『瑜伽師地論』1、T30-280a〕
 
 客観の対象がなにものであるかを探求しようとする心。五心の第2。 〔『瑜伽師地論』1、T30-280a〕

2019年2月28日 (木) 21:52時点における最新版

尋求

anveṣaṇa (S)
 たずね求めること 〔『百五十讃』94頌〕

paryeṣaṇa (S)
 尋伺の尋を言い換えた語。浅くおおまかに追求する心。

 尋伺行相者、謂、即於此所縁、尋求行相、是尋。即於此所縁、伺察行相是伺。〔『瑜伽師地論』5,T30-302b〕
 尋、謂、尋求。令心総遼、於意言境、鹿転為性。 〔『成唯識論』7、T31-35c〕

parimārgaṇa: paryā-iṣ: paryeṣaka: paryeṣika: mṛgaya: mṛgayate: samanuveṣamāṇa (S)
 追求すること。たずねること。調べること。言葉でなにかと考えること。追訪とおなじ。

 所知の境に於て義を尋求す。
 能く善果に於て大勝利を見て善因を尋求す。
 涅槃の果を尋求す。
 尋求建立者、謂、追訪等義。〔『瑜伽師地論』15、T30-361a〕

尋求心

 客観の対象がなにものであるかを探求しようとする心。五心の第2。 〔『瑜伽師地論』1、T30-280a〕