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しだごん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2017年4月15日 (土) 10:53時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (斯陀含)

斯陀含

(S) sakṛd-āgāmin、(P) sakad-āgāminの音写。「一来」と漢訳する。

 もう一度だけ生まれかわってさとる者。一来の者。原語を直訳すれば、「一度来るもの」。斯陀含は、天か人かの世界にもう一度だけ生まれかわってさとり、それ以後はもう死後に天か人かの世界に生をうけることがない。
 このように必ず一度天上と人界とを一往来するがゆえに、一往来果ともいう。小乗仏教の聖者の階梯である四向または四果の第二位。小乗アピダルマによると欲界の思惑九地のうち、上六品を断じ、今一度天上と人間のうちに生まれて来て惑を断じ尽くす。