操作

きえ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2004年3月16日 (火) 09:58時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

帰依 (きえ、zaraNa शरण(skt))

サンスクリット語の「zaraNa शरण」は、保護所・避難所というである。中国語には「依帰」という言葉が『書経 』に出てくる。これは「頼りにする」という程度の意味である。
訳語としての帰依は,勝れたものに対して自己の身心を帰投して依伏信奉することをいうから、そのまま信仰という意味である。

「自帰依自灯明、法帰依法灯明」(attadiipo attasaraNo dhammadiipo dhammasaraNo (pali))という場合の「帰依」は、まさに信仰という意味である。

仏法僧の三宝に帰依することを、三帰依(さんきえ、tisarana (pali)、tri-zaraNa (skt))といい、これは仏道に入る儀式にも用いられ、しばしば音楽法要にも使われる。

  • 南無帰依仏 buddhaM saraNaM gacchaami बुधँ सरँ गच्छामि
  • 南無帰依法 dhammaM saraNaM gacchaami धम्मँ सरँ गच्छामि
  • 南無帰依僧 samghaM saraNaM gacchaami सम्घँ सरँ गच्छामि

空海が「仏法の殊妙を聞かば,必ずよく帰依し信受すべし」と『十住心論 』に述べいてるように、帰依することと信受することは同意である。