「圓測」とも書く。唐の都、西安の西明寺に住まいしたので、しばしば西明寺の円測と呼ばれる。玄奘の門下で、朝鮮半島出身の僧であったと言われており、西遊記の孫悟空のモデルともなっている。 玄奘の訳場で証義(しょうぎ)となって、翻訳文章のチェックを行ったとされる。
西安の興教寺(こうきょうじ)には、玄奘の墓塔を中央に、その弟子の慈恩大師基の慈恩塔、円測の円測塔の3つが向かいあって立っている。