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さんげ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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散華

 仏・菩薩の来迎時、あるいは仏・菩薩をほめたたえる時に天空から花が降るという経説に由来する。花を散布して仏に供養することである。法要の儀式の時に散華をおこなうのは、花の芳香によって悪い鬼神を退却させ、道場を清めて仏を請来するためとされている。儀式によって樒(しきみ)の葉なども用いるが、紙製の蓮華の花びらを散らすことが多い。
 なお、これとは別に、仏教経典の中の偈頌を「貫華(かんげ)」というのに対して、「散華」を散文の呼称とすることもある。


懺悔

dezanaa,kSama,paTi karoti,aapatti-pratidezanaa (skt.)

 「悔過」ともいい、自ら犯した罪過を仏や比丘の前に告白して忍容を乞う行儀。「懺悔」または「悔過」と漢訳されたサンスクリット原語は種々ある。
 中国仏教では、忍んで許してくれるよう乞う意の「懺摩(さんま)」(kzama)と、過去の罪過を追悔する意の「悔」との合成語とする。
 では満月と新月の説戒に、夏安居の終了日に、戒本を誦し、違反した罪を1人(対首懺)ないし4人(衆法懺)の大僧に告白した行儀で、aapatti-pratidezanaa(他に対して告白する)と称した。
 阿含経では釈尊に罪を告白して許しを願った例が多く、大乗仏教では十方仏や諸仏を礼して身(しん)口(く)意(い)三業(さんごう)の罪やあらゆる罪過を発露(ほつろ)し懺悔する行儀となり、中国ではこれが特定の儀礼となって懺法(せんぼう)の儀則が成立した。

 天台智顗は、懺悔を行動に表す事懺(じせん)と、実相の理を観法することで罪過を滅する理懺(りせん)に分け、作法(律の懺悔)・取相(観法)・無生(理懺)の3種にも分類した。南山律の道宣は、戒律の制教懺(せいきょうせん)を小乗とし、業道の罪を懺悔する化教懺(けきょうせん)をすべての仏教に通ずるものとする。天台仏教では法華懺法中『十住毘婆沙論』に依用する懺悔・勧請(かんじょう)・随喜・回向(えこう)・発願(ほつがん)を「五悔(ごげ)」と称し、すべてを懺悔の内容とする。密教では「ごかい」という。

 また浄土教の善導は、毛孔や眼から血の出る上品(じょうぼん)から涙を出す下品(げぼん)までの三懺悔を述べるが、後に中国・日本では懺悔の行儀は次第に儀礼化するに至った。