覆うもの、覆いさまたげるもの、こだわりのこと。
慈恩大師基の『幽賛』巻下では、「罣とは、障(さえぎる、おおう)なり。礙とは、拘(とらわれる、拘束される)なり」(T33-541a)といっている。一般に智のはたらきをさえぎるもの。