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めみょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2010年6月22日 (火) 15:15時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (馬鳴)

馬鳴

めみょう、azvaghoSa अश्वघोष (skt.) およそ紀元前100年前後

古代インドのサンスクリット仏教詩人。バーラーナシまたはサーケータで生れたと推定される。バラモンの教養を身につけたが、のち仏教に帰依し、ついに菩薩の称号を得て、馬鳴菩薩と呼ばれた。
クシャン王朝のカニシカ王(在位128~153)の知遇を得たという。

古典サンスクリット文学興隆の先駆者としてインド文学史上重要な地位を占めている。『仏陀の生涯』(buddhacarita)はその代表作で,『端正なるナンダ』(saundaraananda-kaavya)とともに叙事詩作品として名高く、また仏教劇『舎利弗劇』(zaariputraprakaraNa)ほか2篇の断片も中央アジアから発見されている。


馬鳴

大乗仏教の入門書としても有名な、『大乗起信論』の著作者としての馬鳴は、上記馬鳴とは別人と考えられ、世親とほぼ同世代の人と考えられている。