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りたえんまんのみょうい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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利他圓滿之妙位

 仏が衆生を救いたもう利他のはたらき(すなわち他力)がまどかに完成したすぐれた位。

 しかれば大聖の真言、まことに知んぬ、大涅槃を証することは願力の回向によりてなり。還相の利益は利他の正意を顕すなり。ここをもつて論主(天親)は広大無碍の一心を宣布して、あまねく雑染堪忍の群萌を開化す。〔証巻、p.335〕
浄土の菩薩が利他なさるる還相廻向の用大。〔円乗〕
阿弥陀如来他の衆生を利益なさる故に利他と云ふ。常楽我浄の四徳欠目なく満足する故に円満と云ふ。〔円乗〕
利他は他力の異名。如来回向の証果なり。円満とは浬藥の四徳欠目なき証果を顕はす。妙位とは仏果をさすなり。〔皆往〕