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じゅっしん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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十信

 菩薩の五十二位の修行中の第一十位である。十信と云ふは佛の教法に入ろうとするものは、まづ信をもって能入とするからである。

  1. 信心
     一切の妄想を滅尽して中道純真であることを言う。
  2. 念心
     真信明了にして一切円通し、幾多の生死を経るとも現前の習気を遺忘しないことをいう。
  3. 精進心
     妙円純真なる精明をもって真浄に進趣すること。
  4. 慧心
     心精現前すれば純真の智慧自然に発起するのをいう。
  5. 定心
     智明を執持すれば周徧寂湛、常に心を一境に凝らす。
  6. 不退心
     定光発明すれば明性深入して唯進むを知って退くことのないことをいう。
  7. 護法心
     心進安然なれば一切仏法を保持して失はず、十方如来と気分交渉することをいう。
  8. 廻向心
     覚明保持すれば能く妙力を以て、仏光廻照を感じ、又佛に向って安住することをいう。
  9. 戒心
     心光密に廻すれぱ無為に安住して遺失のないことをいう。
  10. 願心
     戒に住して自在なるが故に、能く十方に遊び所作悉く願に随ふことをいう。

十心

順流十心

真言十心