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ごんじつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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権実

 「権」は仮に手立てとして設けられたもの、「実」は真実・究極のものの意味である。教えや智慧に関してもこの観点から分類し、それぞれ、権教・実教(権実二教)、権智・実智(権実二智)と称する。ただし、それらの内実や相互の関係をどのように捉えるかについては、学派・宗派によって相違があり、たとえば天台宗では『法華経』の教えを実教、その他の教説を権教とし、『法華経』において両者の関係が明らかにされるとする。

 権実別(わか)ち難く、顕密濫し易し。知音にあらざるよりは誰かよくこれを別たむ。〔性霊集補闕抄(10)〕