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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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分位

avasthā (S)

 あるもの.あるできごとをいくつかに分けた状態.ありよう。位ともいう。

 母腹の中に羯刺藍位などの五つの分位あり。
 苦の分位と楽の分位と不苦不楽の分位との三つの分位の差別ありて、即ち是れは能く三受に順ずる諸法なり。

 ある存在や出来事の上に二次的に設定された存在性。たとえば〈唯識〉では、そのような存在性をもつものとして心不相応行を考え、心不相応行は、色と心との作用のさまざまなありようの上に仮に立てられたもの(分位に仮立されたもの)であると主張し、〈有部〉がそれを実有とみなす見解に反対する。

 諸蘊の分位に依って得・無想定などの心不相応行を建立す。
 不相応行も亦た定んで実有に非ず。但だ色などの分位に依って仮立せるものなり。