めみょう
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馬鳴
めみょう、azvaghoSa अश्वघोष (skt.) 生没年不詳
古代インドのサンスクリット仏教詩人。バーラーナシまたはサーケータで生れたと推定される。バラモンの教養を身につけたが、のち仏教に帰依し、ついに菩薩の称号を得て、馬鳴菩薩と呼ばれた。
クシャン王朝のカニシカ王(在位128~153)の知遇を得たという。
古典サンスクリット文学興隆の先駆者としてインド文学史上重要な地位を占めている。『仏陀の生涯』(buddhacarita)はその代表作で,『端正なるナンダ』(saundaraananda-kaavya)とともに叙事詩作品として名高く、また仏教劇『舎利弗劇』(zaariputraprakaraNa)ほか2篇の断片も中央アジアから発見されている。