1155(久寿2)-1213(建保元)
鎌倉初期の法相宗の僧。解脱上人とも呼ばれる。
藤原貞憲の子。8歳で南都に下り、11歳で出家。興福寺に学んだが、1193年(建久4)笠置山に隠遁、1208年(承元2)海住山寺に移った。
法相教学に優れ、その復興に力を尽したが、同時に強い実践への志向をもち、持戒堅固で、弥勒信仰でも知られる。南都再興の中心人物の一人。
など