黄檗宗鉄眼道光が明の大蔵経6771巻に訓点を加えて覆刻した大蔵経のこと。鉄眼版とも呼ばれる。 鉄眼が大蔵経の開板を思い立ち、寛文9(1669)年頃から宇治万福寺を本拠に、全国を勧募して、延宝6(78)年に完成した。版木は、現在宇治宝蔵院に収蔵されている。