悟りの修行から、あるいは往生の道から、人(機)すなわち修行する人々の精神的素質を3種に分類したもので、正定聚、邪定聚、不定聚をいう。
一般に正定聚とは、必ず悟りを得ることに定まった者、邪定聚とは、必ず地獄に堕(お)ちる者、不定聚とは、いずれにも定まっていない者のことである。 浄土真宗では、真実信心を得た者を正定聚、自力の善によって往生しようとする第十九願の人を邪定聚、自力の念仏にはげむ第二十願の人を不定聚と呼んでいる。